2023/07/25Column

音痴について

みなさん、音痴って聞くとどう思いますか?

音がずれる。
高いのか、低いのか、分からない。
自分が今、どの音を出していて次の音が、分からない。
CDと一緒に歌うのに、音が違う気がする…

体験レッスンにお見えになる方の80%が、「わたし、音痴なんです…」と仰います。
ほんと、みんな言うけど。
皆さま、音痴の定義を間違えてませんか…

音痴はね、実は、そんなにいませんよ。
未だかつて、私の教室で音痴の方は、来てません。
早い話、音が上がってるか、下がってるかさえわかれば、(相対音感)そうたいおんかんが理解できれば、貴方は音痴ではありません!
音痴ではなく、それはただ「音を知らない」だけなのです。
音を、脳が記憶してないだけです。
もしくは、勘違いして、間違えて記憶されています。

例えばラジオを聴く時、放送局のチャンネルに合わせます。
ここら辺だと、FM三重さんで基本78.9Hz。
これを間違えて脳が75Hzだったり83Hzだったり勘違いして、プリセットされてるだけの話。
リセットして、プリセットし直せば必ず直ります。

例えば歌ってみます。チューリップのうた。

さいた、さいた
チューリップの花が。
ドレミ。ドレミ。
ソミレド、レミレ。
さいた (ドレミ)ミが1番高い。
さいた(ドレミ)同じくミが1番高い。
チューリップの花が。
(ソミレドレミレ)
1番高いのは、ソ。
これは、わかりますよね?
これさえ、わかればあなたは音痴ではないです。

自分の名前を言う時
例えば、「山本花子です」
やまもと、はなこ
です。
名前と、ですは、音程変わりますよね?基本、少し低くなります。

まるで、コンピュータのように、「ヤマモトハナコデス」と一本調子で言いませんよね?

名前を、言うときにも実はちゃんとその中に音程、抑揚があります。

音痴と言われてしまい、そこから歌えなくなった…
悲しい話です。言った方が勉強不足かと。
なので、音痴さんはそうそういないのでご心配なくってお話しでした。