2025/02/18Column
私は、よくレッスン中に
『楽しく歌おう!笑顔で歌おう!』と
言ってしまいます。
(口角も上がるしね、響きも良くなるし)
とあるレッスン生さんからのお悩みを
一つご紹介します。
どうやっても、
楽しんで歌うが、出来ません。。
力を入れず脱力して歌う。
とは、どうしたら良いのでしょうか?。。
えな先生の、
体験なり実行している具体的な方法を教えていただきたいです。
との事でした。
私の答え⇩
楽しんで歌う。そうですね。
その一瞬、一瞬は2度とないので
そこを楽しむという感じでしょうか。思いにふけると言いますか、その緊張感自体も、もう2度とないかも知れないので、
それすらも取り込んで、楽しんでしまおうといった感覚です(^^)
私も、しばらくステージから
離れていたせいか、久しぶりにステージに立った時、ものすごい緊張で手が震えて
足が震えて、怖かったのを覚えています。
でもその怖さを敢えて
楽しもうと、自分に繰り返し繰り返し
暗示をかけました。
そして、私の方法ですが、
これは、脳の勉強を少ししてから思いついた事ですが…
人間は、思っていることと
反対のことをしようと行動する事が多いのではないか。
『緊張しないように』
『緊張したくない…』とばかり
思っていると、反対に体はどんどん緊張していく。
これが、みなさんに同じ方法で通用するかどうかは
わかりませんが
『緊張しまくってやろう!』と
試しに一度、思ってみてください。
また、練習の時に
『間違えまくってやろう!』
と念じてみてください。
すると、意外にもうまく行ったりします。
それが、身体と脳の関係性なのかなと私は考えています。
本番というのは、
身体の状態は、普段と全く違います。
練習の6割を本番で出せたらいい。
それは、すごいことです。
場数をこなして行くしかない。
脱力については、
脱力は、すぐには
難しいかも知れません。
私も、さんざん自分の先生に言われました。
毎回、毎回言われ、
『力抜いてますけど!』って
何度思ったか、わかりません。
しかし、後に時間が経って
振り返ってみると、
かなりの力が自分に
入っていたのか理解できてきました。
知らない間に、今まで生きて来て
こんなに力が入ってたんだな。
自分で、自分の身体も
考え方も固めてきていたんだなあと今では思います。
まずは身体と心を緩めるために
適度なストレッチと腹式呼吸は
かなり効果的になります。
皆さまにも、何かキッカケになればと思い、
生意気ですが、共有させていただきます。