2023/07/25Column

腹式呼吸

ポイント1

すべての発声の基本となるのが腹式呼吸。
歌う、話すも同じこと。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ポイント2

腹式呼吸はリラックス効果が期待され気持ちを落ち着かせてくれる役割があります。

ポイント3

アスリートや大手企業経営者の多くこの呼吸法を多く取り入れている。

人間は成長していくにつれ、だんだんと胸式呼吸へと変化していきます。生まれたときや赤ちゃんの頃、また人間は寝ているとき必ず自然と腹式呼吸をしています。肺の下にある横隔膜が、上下左右に伸縮することで肺も収縮し、息を吸ったり吐いたりしています。横隔膜は肺の真下に存在しており、お腹から背中まで広がる大きな膜状のお椀のような形をした筋肉です。息を吸うと白い部分あたりが膨らむ感覚がありますが、実際はもとのお腹の形に戻っているだけです。
息を吐くときはその下こぶし一個分ほど下あたりの筋肉を凹ませます。ここが丹田(たんでん)です。
腹式呼吸とはお腹のみが動く呼吸の方法です。
息を吸うと横隔膜は柔らかくなり下と横に広がります。反対に息を吐くと横隔膜は上に押し上げられます。腹横筋は腹斜筋より内部に存在するインナーマッスルです。
吸→下吐→上
この時、肩は一切動きません
息を吐きだす時、丹田に力を入れます。凹ませると下腹部の凹みと同時に腹横筋が横へ押し出される感覚です。